「科研費獲得までの道のりとこれからの可能性」~科研費を採択された先生方をお招きして~

主催:研究推進・知的財産センター
   研究開発科委員会

日時:平成29年7月26日

場所:青森県立保健大学 B棟 B203会議室

平成29年7月26日に、今年度、日本学術振興会の科学研究費助成事業にて採択された4人の先生方をお招きして、応募した動機や科研費を通した研究への思いなどの意見交換を行いました。そのときの座談会の内容をご紹介します。


1.参加者のご紹介と科研費への応募の動機

”佐藤センター長”

(佐藤)本日はお集まりいただき、ありがとうございます。そして、科研費の採択、おめでとうございます。これから、科研費獲得までの道のりとこれからの可能性ということで座談会を開催いたします。これからファシリテーターをさせていただきます、研究推進・知的財産センター長の佐藤と申します。よろしくお願いします。開催にあたって、上泉学長から「研究」をキーワードに、御挨拶をお願いします。


”上泉学長”

(上泉)皆さん、お忙しいところ、お越しいただいてありがとうございます。私が一番最初に研究らしきことに触れたのが、まだ職場で看護師として働いてた頃だったのですが、そのときに研究のプロジェクトを通して、データが語ってくれる様々なことを、すごくわくわくしながら「あ、こんなことなんだ」っていう、分かってくる楽しさを初めて経験したことでした。その後、教員になってもずっと研究を続けてきてはいましたが、忙しい中で研究を続けるということはとても大変なことだと思いました。しかし、新しい知識を必要としているところもたくさんあります。ですので、「教員が研究をする」ということは、すごく大事なことだと思っております。
 忙しいところではありますが、「研究」というものが、多くの教員に浸透していって、たくさんの方々に科研費に応募していただいて、「研究」することの意義だとか、それから自分自身にとっての楽しさだとか、そういうことをぜひ伝えていってほしいと思っています。


(佐藤)ありがとうございます。限られた時間ですが、科研費を獲得して、既に研究をスタートしているとは思いますが、まずは、自己紹介を兼ねまして、御自身の研究のことや科研費を獲得した時のことを簡単に紹介していただければと思います。

”坂下准教授”

(坂下)社会福祉学科 坂下と申します。科研費では、青森県内の自治体と連携して、自殺予防活動をずっと行っています。科研費もそのテーマで10年ぐらい前から、取ったり落ちたりを繰り返しています。新たに今回採択されたテーマは、既存の高齢者の保健事業のシステムに自殺予防対策を組み込めないかという内容です。今まで積み重ねてきた自殺対策のやり方を、対象者を変えて実施するという内容で研究しております。


”漆畑講師”

(漆畑)理学療法学科の漆畑と申します。今回採択されたのは、いわゆる腰痛症とか、腰の痛みを持っている患者さんを対象とした研究です。元々は、親戚のおじから腰の痛みについて、相談を受けたのがきっかけでした。椎間板ヘルニアだったのですが、ブロック注射や手術というところでしかアドバイスはできなくて。私も、手術せざるを得ないのではないかな、というアドバイスをしていたんです。ところが、民間のいわゆる温泉のような所にある治療機器で約1カ月間の民間治療を受けたら、劇的に症状が改善しました。これは正直、私も、「え?」というところがあって、と同時に、「なんで良くなったのかな」という疑問を持ちました。以前所属していた大学の時から4年ぐらいかけて、そういった実験系をブラッシュアップしながら、今回応募して、採択になっています。採択された研究で用いる機器は、リンパ性の浮腫とか、足箇所のむくみとか、あとは静脈の血栓予防で使う治療機器ですが、先ほどのエピソードから、「実はこれって下肢の循環だけじゃなくて、腰の血の巡りにもポジティブな影響があって、腰の痛みで悩まされている患者さんにも応用できるのではないかな」というのが主な研究のテーマになっています。


(佐藤)すごいですね。身近なことをヒントにして、どんどん研究を発展させているわけですね。

(漆畑)そうですね。私も正直、驚きました。そんなことが起こるのかという。実は、昨年度もそのテーマで1回応募しました。前任の大学で駄目だったのですが、そこから、少ない資金の中でこの研究を続けてみたところ、一部制約はあるのですが、やっぱり腰の血流にもポジティブな影響を示すようなデータが見つかりましたので、それでリトライをしました。

(佐藤)将来的な知的財産などに、結び付きそうな気もします。

(漆畑)そうですね。

(上泉)この年になると腰が痛いという方が、周りにいっぱいいるので、これがうまくいったら、その恩恵にあずかれる人たちが、すごくたくさんいると思いますよ。ぜひ、よろしくお願いします。

(漆畑)いえいえ、駆け出しですが、よろしくお願いします。

”井澤准教授”

(井澤)栄養学科の井澤と申します。私は、研究開発科委員会のメンバーとして参加しております。研究開発科委員会の中で、科研費対策チームのチームリーダーとして、学内から科研費の応募をいかに増やすか、そしていかに採択率を上げるかというミッション・インポッシブルなことを行っています。今日、この場で先生方からの本音を聞き出せればなと思っておりますので、よろしくお願いします。


”清水准教授”

(清水)看護学科の清水と申します。研究開発科委員会の委員で、今年の4月から配属されています。井澤先生の下で御協力させていただけるということですが、初めてのことばっかりで緊張しています。今日は、科研費が採択された先生方のお話を直に聞いて、刺激を受けて、私も何か1つでも2つでもマインド的なものを持ち帰って、次につなげていけたらいいかなと思っているところです。今日はよろしくお願いいたします。


”櫻庭講師”

(櫻庭)櫻庭奈美と申します。私は、「認知症高齢がん患者が持つ『痛みを伝える力』の解明」というテーマで、実は、この前に科研費の若手研究が採択され、それが昨年度終わり、続きとして出したのが、また採択されたということなので、継続してずっと研究していた内容です。どうして私が、この「認知症高齢がん患者の疼痛マネジメント」に注目したかというと、私は、臨床でずっと緩和ケアの認定看護師として、色々な地域で病院の高齢のがん患者さんの症状マネジメントなどのケアをしていました。
 WHOでは、痛みを訴えてくる人の痛みは必ずあるという視点でマネジメントしていたのですが、高齢になってきたり、認知機能低下があると、自分で痛いと訴えることができないこともあります。私自身も勉強したつもりではいたのですが、そこで壁が立ちはだかってしまって……どうしたらいいのだろうと、臨床にいるときから色々と文献とかを調べてみても、なかなかエビデンスがありませんでした。そこから、大学院修士課程の研究テーマをずっと、今も研究し続けているというような状況です。以上になります。


(佐藤)日頃、考えていることや思っていることを研究として現実化していこうという感じなのですね。

(櫻庭)そうですね。

”小笠原講師”

(小笠原)栄養学科の小笠原メリッサです。今回採択された研究は、チャイルドシートの現状と使用しない原因についての研究です。元々、この分野の専門ではないので、実は3回、応募してようやく採択されました。
 なぜこのテーマを選んだかというと、5年前に自分の子どもを産んで、チャイルドシートを毎日使っているのですが、保育園に連れて行くときに、チャイルドシートを使っていない親たちが周りにいました。そして、それにすごくびっくりして、なぜ使ってないのかなと思って、そこから興味が出て、いろいろ調べてみたら、実は、全国でこの点についてあまり研究がないのです。毎年、使用の現状データは、JAFと警察のほうでは出しているのですが、そのデータしかなく、使用しない原因と理由に関する研究は、あまり発表されていませんでした。私は、心からこのテーマがすごく大事だと思っているので、自分の専門ではないのですが、これについてぜひ研究したいと思い、ちょっと切り替えをしました。
 1年目の応募は、介入プログラムで応募しました。今まで何もこの分野について経験がなく、研究業績も一切なかったので、やっぱり採択されなかったのです。去年はそれをちょっと絞って、そして、今年度またさらに絞って、幸いに採択をされました。正直に言うとびっくりしました。応募は英語で書いたのですが、テーマは国内の課題なので、英語で応募するのはどうかなと思いました。しかし、英語で応募するのは私にとっては一番簡単だったので。今年度採択をされてびっくりしましたが、とてもうれしいです。


(佐藤)ありがとうございました。皆さんともに、身近なところ、「ありそうでなさそうな」研究をシーズとして活かして実行しているところは、すごいなと思います。


2.科研費に応募しようと思ったきっかけは?

(佐藤)次に、なぜ、科研費に応募しようかと思ったかを教えてください。

(坂下)私の場合は、応募前から携わっていた研究の経費がなかったので、科研費に応募しました。この大学には10年ぐらい前に赴任したのですが、今でいう指定型研究費がいただけるというのがありました。それでもやはり足りなくて。そこで、科研費に応募しなきゃというような、必要に迫られて、応募したら採択されたというようなことです。

(佐藤)さらなる研究を進める上で、研究費がないととても困っていたということですね。

(坂下)そうですね。本学の指定型研究費がものすごくありがたかったです。本学は、県立大学で保健、医療、福祉の大学ですので、市町村の持っている保健・福祉的ニーズに対して期待されるところが大きいと感じます。現在、自殺対策は、市町村の保健事業と一緒にやっています。例えば、保健事業は、国や都道府県から定められた事業が主で組み立てられていくのですが、保健師さんは、地域のニーズをよくご存じで、定められた事業以外の隙間で対応しているというような格好です。試行錯誤で対応されているところも多く、専門家の助言とか、あるいは大学と連携・協働することを望んでいる市町村は多いと感じます。ニーズがあって、保健師さんもやりたいという意欲があって、でも予算がないというときに、本学の『保健大学』で『公立大学』で、研究費も大学から出るということで、じゃあ大学と一緒にやりましょうというのがすごくスムーズにいったと思います。それを聞いて、また別の市町村が手を挙げて、だんだん広がっていって、今は、青森県内で11市町村とやっています。そうやって、どんどん広がっていったので、お金が足りなくて、科研費に応募したということです。科研費で業績を書く欄がありますが、やっぱり本学で研究費をもらっていたからこそ書けた内容っていうのがたくさんあります。
 あと、本学の研究費を申請していたからこそ、科研費でも応募がしやすかったと思います。私が来る前に、科研費の申請様式と指定型研究費の申請様式を殆ど同じにしたと伺いました。なので、指定型研究費を出していれば、科研費でも、それを少し手直しするだけで、すぐに出せるということもあります。
 本学の指定型研究費は評価がありますよね。申請のときに評価、報告のときにも評価を受けることができる。それをフィードバックしてくれるので、それもすごく良かったです。倫理審査での指摘も同様です。それらを改善して、次の申請に活かすことができました。

(佐藤)坂下先生、ありがとうございます。その他の先生方はいかがでしょうか。

(小笠原)そう、科研費、最初はやっぱり応募しなさいという声が聞こえます。この研究を最初に介入プログラムで応募しました。介入プログラムの研究をするってかなりのお金が必要なので、個人研究費では足りない、そのような理由で1年目の応募をしました。元々、やらなくちゃ、応募しなくちゃ、という気持ちはあったのですが、何について応募するかは、なかなかいいアイデアが出てきませんでした。特に、自分の専門だと言語、英語の研究では、アンケート調査とかそういうのをやると、そこまでお金が必要ないのです。そこまで科研費に応募する必要性が見えなかったのです。そんなに大きなお金が必要なかったので。だけど、今回のテーマは、色々とお金がかかるので、坂下先生と同じように、お金がないとなかなか進めないのです。しかし、2年も採択されなくて、特別研究費をいただいて、そのおかげで少しずつこの研究を進められたので、ほんとにありがたいシステムです。

(佐藤)特別研究費のシステムがありがたいと、おっしゃられるのは、支援する研究推進・知的財産センターの側としても、たいへんうれしい限りです。「特別研究費へ応募していただき、ありがとうございます」と、こちらが言いたいぐらいですね(笑)。他の先生方はいかがでしょうか。

(櫻庭)前任校ではもらっていないですね。ただ、そういうシステムがあるということで、今回これが駄目だったら、特別研究費に応募してみようというふうには思っていました。

(佐藤)本学の特別研究費は、次年度の科研費の採択をめざして研究課題を、さらにブラッシュアップするためのものです。一方で、研究を進める上で「セーフティーネット」のような役割も果たしていると思います。

”全体1”

(櫻庭)また、指定型研究費のシステムとして、評価が来るだとか、ここを変えてみたらっていうアドバイスがいただけるというのは、すごく若手にとってはありがたい機会だな、というふうに思いました。前任校は、そういうシステムがなかったので、それこそ上司とか教授からもらうマンツーマンのアドバイスしかないので、違う分野の先生だとか違う方から見ていただいて、公平にどうなのかというところを指摘してもらえる機会というのは、そうそうないなというふうに思えて、このシステム、すごいなと思って聞いていました。


(漆畑)私は、昨年10月から着任しました。先ほどお話しした研究課題について、前任校ではこれに関するデータの測定が可能な機器が、少し借りられるような環境だったので、それを使って内容を指示しながらデータをとれていました。こちらに異動になって、そういった環境がなくなってしまったので、是が非でもその機器がないと、無理だなということになりました。締め切りが11月までで、タイトでしたが、やるしかないなと自分の中で決めて、急ピッチで仕上げました。
 また、私個人としては、科研費に対しては自分の力試しというか、自分の研究者としての立ち位置がまずどの程度なのか、ということの確認を含めてというのがプラスアルファでした。例えば、理学療法士だと、専門職種の内容で論文を書くと、同じ専門の方から査読等がありますが、科研費になってくると、いろんな職種の方がその適合する分野でエントリーしてくるので、ある意味では母数としては大きい、幅広い視点から判定されるということなので、1つの職種に限らずエントリーされる中で、自分がどのぐらいの立ち位置なのか、というのを知りたいというのも1つ、そういう意味を知るというのを見るにも、申請してみることに意味があると思ってはいます。

3.科研費獲得者が考える応募しない理由とは?

(井澤)先生方、必要に迫られて応募したっていう御意見がありましたが、応募しない先生は、必要がないから応募してないのか、それとも何か違う要因があるのか。何かひょっとしたらこういう原因があるから応募しないのではないかな、というようなお考えが、もしあればお聞かせ願いたい。また、科研費を申請する権利を得てからは、毎年のように応募されていましたか。それとも休暇期間みたいのがありましたか。休暇したのであれば、なぜ出さなかったのか、という理由もお聞かせ願いたい。

”全体2”

(小笠原)私は、3年連続応募しました。判定を見て、それを改善して、また応募しました。できるだけ早くこの研究をスタートしたいと思って、毎年応募しました。逆に、先ほど話しましたが、違う分野であれば、そこまで大きい金額が必要ない先生たちもいるかもしれない。それで応募しても、このぐらいの金額しか必要ないとなったら、応募する意味があまりないという先生たちもいるかもしれないですね。


(佐藤)研究レベルによって多額の研究費が必要な場合と、ある程度の研究費で研究を行うことができる場合もあるかもしれません。

(小笠原)研究レベルというか、内容ですかね。アンケート程度であれば、データを収集してアンケートをするのはそこまでお金かからないので、必要ないかもしれないです。個人研究費で進められると思います。

(清水)先生方、目的がしっかりなさっていて、私なんか忙しいからなかなか書類書けないという言い訳のときもありますが。目的がしっかりするとそんなことも惑わされないし、忙しいなんてことは。この話、ずっと聞いていても、きっとこれからも応募してこないだろうなと思っているところです。

4.科研費を獲得した時の気持ちは?

(清水)採択されて1つの勝利を獲得したという栄誉みたいなものがあると思うのですが、喜びは、推測すればできるのですが、受かった後に何か責任とかそういうところまで、どんなふうにお考えなのか。喜びと反対側、反対というか併せて関わる責任みたいなことをお聞かせいただきたい。

(漆畑)私個人としては、今年、今回初ですが、率直に言ってすごく責任を感じています。やっぱり税金が投入されているので。もちろん意志、意欲とか目的というのは、しっかり明確化しているつもりではいます。採択された……、うれしい反面、しっかり運用できるかという不安は、初めてなので率直にあります。

”全体3”

(坂下)税金を使って研究するので、どういうふうに還元していくか……。元々、私の研究は住民の方を対象にしたものなので、その研究をやること自体が住民のメリットになりやすいということ。その結果をどう広げていくとか還元していくとかというのは、すごく大事なところだと思います。例えば、科研費は新規性が重視されますがどうやって結果を出すのか、その結果をどう書くのか。科研費の成果報告書はありますが、報告書を書いて終わりじゃなくて、論文で発表するところまで持っていかなくてはならない。そういうことを考えると、科研費を取る責任とか、獲得後の責任とか、取ってからの行為というのは重要で、むしろそっちのほうが大事だなと思います。


(櫻庭)先ほど井澤先生のお話でもありましたが、前任校では科研費に申請するのが当たり前だったので、1年目のときに、「やっている研究を申請しないの」というふうに、同僚とかに声を掛けられて、そういうものがあるんだって、何にも分からないうちに書いて出していくというような文化が、もう組織内であったので、出さないというのが分からなかったです。出して当然というか。出さないのはほんとに何らかの、例えば、妊娠、出産とか、どうしても出せない理由がある場合はたぶん、まあ、そうだよね、となるのでしょうけど、普通に学務、教務で教員としてやっている人は、助教であろうと誰であろうと出すものだというふうになっていたので。そして、出した人は、その後、通らなくても、年間の研究費上乗せで、特別手当みたいなものがもらえます。ですので、もう助教では書く練習、出す練習というものも含めて、しかし出したら数万円もらえるので、それはまた、次につながるステップアップとして頑張ってね、というのが大学からの支援なのだろうな、というふうに私自身は感じていました。そんな中で取ってしまったので、責任をすごく感じました。今年の4月、5月に最終年度の報告書を書きましたが、今度これが採択されて準備をすることになると、もう、地獄みたいです。

(一同)(笑)。

(櫻庭)取ったときにはいろんな先生に、おめでとうと言われながらも、半分かわいそうと言われたのは、たぶんこういうことなのかなって。それこそ責任がすごくのしかかってきますし。期間があるので頑張れますが、やはり先ほど先生がおっしゃったみたいに、取るだけではなく、取った後がすごく大変なので、ほんとにそれこそ取れたけれども、もう教務が忙しいので、研究進みませんでした、という言い訳が、お金もらって国全体に言えるかというと、言えない状況になっているところを感じました。
 前の大学では、そういうものが貼られて、誰が何を取っているかが分かるので、何となく分かり合ってみんなで頑張るみたいな感じがあったかな、というふうに思っていました。すごく責任がある分、決して1人の教員として抱えられるものではないというところは、すごくひしひしと感じました。

(佐藤)そうすると、前任校での科研費への申請率は100%だったのですか?

(櫻庭)100%かは分からないですが、私がいた看護学科では出さないという先生はそうそういなかったです。パーセンテージが、公表されているわけではないですが、「出した?」「出さない?」「どんな?」「今、進んでる?」みたいな、「ちょっと見て」というような。「読みやすい?」というようなものが普通にあったので。あと、どうしたら科研費に通るかという座談会とか勉強会を開いて、科研費取った先生に、どんなふうに書いていたのかというのを聞いたりする会とか、普通にありました。

(佐藤)前任校では、みなさんで科研費に応募しようという雰囲気があったのですね。

5.研究計画調書を書くときの注意点は?

(佐藤)これまで研究計画調書を書くときに、注意しなければいけないことなどがありましたら、アドバイスお願いします。先生方がおっしゃったように、科研費をいただくことは、研究に対して責任を持つことでもあるのですが、不安もあると思います。しかし、科研費の研究を通して、自分自身が新しいことを知ることができること、より様々な視点から研究に取り組めるという喜びは、何よりも変え難いことかなと思いますけどね。
 例えば、これまでになかった自殺予防対策についての研究を行うことにより、その結果がどんなふうに活かされていくのかなどが新しく分かってくるわけですよね。その点からも、坂下先生がおっしゃられてように「わくわくするような研究」になっていくのかなと思います。そういう「わくわく感」を求めるためにも、研究計画調書をどのように書いていくのかなど、注意事項がありましたら、教えてください。

”全体4”

(坂下)新規性が重要視されると思いますので、先行研究をきちんと書くというのは、最低限必要だと思います。調書の中に、研究目的を記載する欄がありますよね。そこの記載で、今までこういう研究があったが、ここが足りないから今回研究します、という説明の仕方がまず大事になってくると思います。この10年間、科研費が採択されたり落ちたりを繰り返しているので、落ちた経験は役に立ちます。落ちたときの評価、どこが足りなかったか、点数が低い部分を次の申請では修正して出すことができます。私の場合だと、新規性が足りないとか、実行可能性が低いとか、倫理的な指摘だとかがありました。あと、よく言われるのは、分かりやすく、見やすく、とは言われていますよね。


(佐藤)そこを工夫することが、一番難しいかもしれませんね。

(坂下)難しいですよね。よく太字や下線を使った方がいいというのも聞きますが、私は、結構、ぴちぴちに小さく書くのですが、それでも通ることもあるので。分かりやすさっていうのを、どこで求めるかというのを、いろんな先生にアドバイスもらったほうがいいのかなと思います。今もやっているのか分かりませんが、科研費が通った先生の調書を見られるシステムがありましたよね。

(井澤)昔は、ありました。

(坂下)今、やってないですか?あれは良かったです。他の先生がどう書いているのかなって。私の場合だと、例えば研究方法とか、ものすごくちまちま書いていたのですが、その分野を知らない先生が審査する場合には、分からないので、そこは単純にするよう、工夫をしました。それが良かったから通ったかどうかは分かりませんけど。

(佐藤)研究調書の書き方に気をつけていらしたわけですね。

(坂下)はい、そうですね。

(井澤)今の話ですが、通った先生方の申請書を見るということを、論じ合ったことがあり、雑談の中であった話が、「見てもいいよ」という先生もいれば、「これは新規性の高い研究だから絶対見せちゃいけないな」というふうに公言される先生もいらっしゃる。だから、会議でそれを提案することもちょっとどうなのかなと思っています。

(坂下)そうですよね。研究アイディアを盗まれるのではないかということですよね。

(井澤)ええ。かといって研究期間の終わったものを見るのは、それは3年も経っているので、どうなのかなと思ったりもして。その辺、難しいかもしれないですね。

(坂下)難しいですね。論文になっていないから見せられないということもあると思います。

(井澤)いらっしゃいますからね。過去に、そうやって雑談で話したときに、ものすごいけんまくで怒られた経験がありました。「新規性が高いものをなぜ人に見せなきゃいけないの」と。申請書というものは、デリケートなものだというのは、つくづく思いましたね。

(坂下)ピアレビューみたいなシステムは?

(井澤)あります。しかも、実施率が非常に低いのです。

(坂下)私も申請をするときにすごい短時間で、締め切りギリギリで作ることが多いので、見てもらいたくても見せられないというのもあります。やっぱり本学の指定型研究費に出すというのがすごく良いです。科研費のときはピアレビューを受けられないが、指定型研究費に出しておけば、ピアレビューみたいに評価があるので、ほんとにヒントになります。
 あと、先ほど井澤先生がおっしゃていた申請しない人たちについて、科研費がなくても研究できるものもあり、申請しない方もいると思うのですが。例えば、若手で申請してない人が多いのか、申請していない人たちの声が幾つかあれば対策が見えてくるのでは……。

(井澤)実はそれ、僕も対策立てないといけないなと思っていて、内々にちょっと情報を集めて、調べたら、学内に在籍されている先生方の中で10人ほど1回も出してない方がおりまして、ほとんどが助手、助教なんです。講師職も数名いらっしゃいますが。やはりその助手、助教、大学の教員になりたての人たちに対して、どういうアプローチをしていかなければならないのか、というのは、今後の課題だという気がします。

(坂下)ここに来て感じたのは、チームで研究するというのが、社会福祉だと特に少ないんですよね。例えば、チームで研究するという習慣があれば、専門外であってもその研究の助手として参加できるので、そこで研究の申請の仕方だとか、研究方法やお金の管理だとかを学ぶ機会があるのですが、チームでやって学ぶ機会がなければ、研究に携わる機会も少なくなるし、申請とか疎遠になっていくのかなっていう感じはします。

6.若手研究者に向けて

”全体5”

(櫻庭)私が思うのは、助手や助教の先生方が早めに、それこそ科研費の若手研究に出す機会をしっかり作ってあげないと、もっと上の教員のレベルになったときに出せなくなると思います。いきなり基盤研究からトライするのは、すごく難しいし、ハードルが高いです。私はある意味、まだ教員なりたてのときから、「科研費は出すものだよ」というところとか、「若手研究があるよ」というところをしっかり伝えてもらって、そこで練習できたので、それこそ業績に書けるし、今後基盤研究につながる研究がこうやってできています。ちょっと教務も慣れてきたので、いきなり基盤研究か若手研究に出してみようと思っても、そのときに業績がないとなると、それこそ大変なので、若いうちからしっかり出していくという機会をみんなにつくってあげたほうがいいように思います。私は、すごくそれがありがたかったですね。ですから、科研費以外の外部資金も幾つか取ったりしながら、研究ができているので、その習慣が最初にしっかり付けられたおかげだろうな、というふうに今は思っています。


(上泉)具体的にどういうふうにすればいいですか。

(櫻庭)やっぱり普通に……。私は、グループでやると、その研究手法が学べたり、教務的なこと、事務的なことが分かったりするというメリットもある分、自分の興味のある方法ができなくなるというのは、デメリットかなと思っています。同じであれば、そこの派生っていうふうにやっていけるとは思うのですが、そこの事務手続きが、多くし過ぎると、今度、自分の新しい発見とか、発想力とか、新規性のあることとかの興味をどういうふうに焦点化して、自分の研究として、ライフワークとしてやっていけばいいかっていうところの考えが、なかなか生まれにくいのではないかなというのを、グループ研究している方々の話を、聞いているとそう思うので、そこら辺のバランスをどうとっていけばいいかってところが、すごく難しいのだろうなと思うのですが。やはり講座だとか、領域内でそれを支援する関係というか、システムが大事だったり、2カ月ぐらい前になったら声を掛け合って積極的に見ていくとか、領域のミーティングで抄読会をするとかというところで、研究を「領域でも進めるんだよ」というような取り組みがあると若手研究も出しやすいです。助手、助教の時でも出さなきゃいけないと思うので、やっていけるのかなという気はしました。すみません。

(漆畑)私は元々、実験手法上、あまり多標本過ぎるというか、20人前後の標本数を軸にした実験標本、かつては100人とか多標本をとるようなグループ研究で、人手が必要な研究をやっておりました。そこからだんだんコアというか、ぎゅーっと内にこもるような研究のほうに入っていった形になります。どちらもその面白さとか大変さというのは、学びながら研究してきたような経緯がありました。もちろん大きなテーマは、研究グループ全員で運用して、進めていったら色々できそうな気がするなということはわかっているのです。
 しかし、あまり2題、3題同時で併走していくと、先ほど、先生が言ったように疲弊して、個々のやりたいことがだんだん制約されてくるので、新しい、1つのテーマを持って、じゃあこれ3年ぐらいやりましょう、というふうに企画して、1つ終わったら1つにして、3年は追いかけてみましょうとか、そういう感じでもう少しフランクなというか、気軽にグループ研究をやっていくっていうのが必要だろうと思います。初めから肩に力入れちゃうと、知れば知るほど、がんじがらめで計画だけで終わることが多くなってしまう。まずはトライして、トライアンドエラーから始めてもいいんじゃないかなって思います。私、若手の一人ですけど、もっと柔軟にというか、気軽に進めるっていうのがひとつ。

7.研究費について

(坂下)科研費を申請していないと、本学の特別研究費に応募できないんですよね?

”全体6”

(佐藤)そうです。しかし、一番うれしいことは、科研費に採択されることです。しかし、先ほども申しましたが、特別研究費は、この研究費を使って研究課題をピカっと磨いて、もっとピカピカにしてからもう一回、科研費に応募することを支援するシステムです。仮に不採択となっても、次年度の特別研究費を使ってほしいですね。ところが、学内でのお知らせの仕方にも問題があったかもしれませんが、今年度の特別研究費への応募者は少なかったです。しつこいようで申しわけありませんが、不幸にも不採択だった研究計画調書をそのまま提出して、これからブラッシュアップするための研究費がいただけるというシステムなので、是非ともトライしてほしいです。


(坂下)科研費を出すことが義務化されてしまうと、科研費は出すけれども、落ちたから、研究をやらないとなると意味がない・・

(佐藤)その通りです。それでは、負のスパイラルのようになってしまうので、それはそれでまた研究は進みません。しかし、大学人であることは、研究を通して何かにチャレンジできる機会に恵まれているのでは、と思います。教育はもちろん大切です。それに加え、私たちは、研究を通して社会によい意味でのインパクトを与えられる立場にもあるのではないでしょうか。そうなると、やっぱり、科研費へのチャレンジですかね(笑)。

(坂下)やる人はやるし、やらない人はやらないとなると。

(佐藤)そうなるのかもしれません。しかし、学内の研究に対する雰囲気づくりとか、風土の醸成とかになるのでしょうかね。

(一同)(笑)。

(佐藤)時間はかかるかもしれません。一遍に変えるということはなかなかたいへんです。でも、「ちょっとずつ」と思います。

(上泉)今、「外部資金を獲得して研究をしましょう」という流れになっているのですよね。なので、自分の個人研究費でやれる部分も確かにあるとも思うのですが、いかに外部資金を獲得してくるかということも含めて、どこか外に申請する、応募するというような文化をつくっていけたらいいなと。特別研究費にしても個人研究にしても、そういう、それぞれの先生方がやる研究、これをサポートしていくような仕組みになっていったらいいのだろうなと考えています。
 どっちにしても、研究をするとか外部資金を獲得するというのは、やっぱり全ての先生方にとって、やらなきゃいけない役割だろうなって思っているところです。

(坂下)挑戦も義務じゃないですけど、「研究する」という習慣、文化が必要ですね。

(佐藤)そのとおりですね。

(櫻庭)教授と助手の先生方全員一律の研究費とか。

(上泉)一律でね。

(櫻庭)研究費がすごく少なくて、研究費は他で取ってくるものだからって、教授はもう自分で業績も積み重なっているから、取りやすいし、研究費も要らないでしょう、という、ただ、助手の先生、助教の先生は、これからだからお金もかかるし、もっと支援しようって言って、研究者としてやっていけるように育てましょう、というような感じの大学が最近は多いという話は聞きます。

(上泉)いい話、聞きました。

(一同)(笑)。

(小笠原)個人研究費もありがたいです。

(一同)(笑)。

(上泉)5万円じゃあね。どこにも行けないし。

8.研究を通した将来の夢

”全体7”

(佐藤)最後になります。研究へのわくわく感、将来の夢、これを自分の仕事にどうやって生かしていこうとか、また、研究成果の社会への還元、そして新しい研究論文の執筆と投稿など、やりたいことはたくさんあると思いますが、今、希望していることを教えてください。


(小笠原)そうですね。すごい、私もわくわく感がありますね。これからいい結果を出せるとすごくいいなと思うのですが。先ほども言ったのですが、全国的にはあまりこういう研究がないので、科研費に採択されて、このチャンスを逃がしたくないと思います。しっかりとデータを収集していい結果を出したいです。最終的に今回の研究のデータをベースにして、教育的な介入プログラムを開発して、その有効性を評価したいと思っています。
 そして現在、青森県のチャイルドシートの装着率はワースト2位になっています。51%しか装着率がないのです。直近の10年間ぐらいみると、大体ワースト5位に入っています。なので、夢はトップ1になりたいです。それは長い夢なのですが、やっぱりその介入プログラムの有効性をみてそれも改善して、もう一回介入プログラムを開発して、それを繰り返して、少しずつ装着率をトップ1にしていきたいという夢があります。だからそれ、わくわく感。長い研究になるのですが、これでスタートできることはとってもうれしいです。

(佐藤)先生の研究は、インパクトがあり、将来、社会を変えることも可能ですよね。

(小笠原)そうですね。ほんとにそう。オーストラリアのチャイルドシートの文化と日本のチャイルドシートの文化がまったく違います。その文化の違いを知っているので、それを利用して、論文とか社会の考え方を変えていきたいという気持ちはほんとにあります。大変なことだと思います。みんなの考え方は簡単に変えられないと思いますが、この分野を勉強しながら、ぜひそういう道に行きたいと思っています。わくわくします。大変なのですが、頑張りたいと思います。

(櫻庭)自身の経験ですよね。私は、もう、修士のときからずっと同じテーマで研究しているのですが、なかなか難しいのが、研究としての成果を論文まで持っていくのも難しいですし、発表止まりになってしまっているというところもあるので、きちんと論文として1本ではなく、2本、3本と書かなければいけないデータはあるのに書けてないというのが、もうずーっと続いてるので、そこから早く脱したいなという、今、その思いしかありません。ただ、認知症と高齢者とがんと痛みというところで、私の研究がたまたま新規性があっただけで、採択されたのだと思うのですが、今後これがずっと自分でやっていける研究のテーマなのかというところも、きちんと科学的に自分で整理しながら進めていかないと、ずっと同じテーマにこだわってしまい、なかなか良い研究にならないという声もあるので、自分が作り上げたものを自分で壊していきながら、何が世の中にとって求められているかを常に考えて研究活動っていうのを続けていきたいなというふうに思っています。

(佐藤)「常に壊して、また自分で作る」っていうのは、たいへんなことですね。

(櫻庭)苦しいですけどね。

(佐藤)そういう努力は、見習いたいです。では、漆畑先生はいかがですか。

(漆畑)はい。私は、現在のテーマは、腰痛とか腰の痛い方の絶対数を減らすというところまでこぎ着ければいいかなと。外来受診で診療報酬とか医療費の問題がありますが、外来の受診率の不定愁訴の第1位は腰痛、その次に肩凝りのパーセンテージが非常に多いので、そういったところの抑制にも一部つながるというところまで行けたらもう本望です。そういうところに貢献ができていければ、個人もハッピーになって社会もハッピーになって、みんなハッピーでいいかなとは思っています。実施するの確かに不安もあるのですが、ただ、不安とか成功を頭に置いてやってしまうと、どんどん先細りになってくるので、科研費の採択を受けたことに、今の僕としては感謝しながら、むしろ自分がやりたい研究を楽しむとか探究していくふうな、わくわく感でこれからやっていきたいなと思っています。

(佐藤)はい。私も楽しみにしております。

(上泉)そうですね。楽しみにしております。

(一同)(笑)。

(坂下)私たちがやっている自殺予防の研究というのは、地域住民の中からうつ状態になっている人を発見して別の機関につなぐ、話してしまえば単純なものですが、その仕組みを使って、今は、中年の住民から、高齢者に対象を移しているんですが、それを例えば、今後は、うつだけではなくて、地域に潜在化している他のニーズや、メンタルヘルス以外の問題でも、システムとしては、応用可能だと思うので、そういうふうにどんどん広げていければなと思っています。
 あと、昨年、この自殺予防の研究に対して韓国から視察が来たんですね。韓国の田舎で同じようなやり方をやってみようということになっているみたいです。そういうふうに地域も広がっているというのもまた、面白さにはなっています。
 今の自殺予防活動も、市町村の保健師さんたちと一緒にやる活動の中で、本学の卒業生で、実際に今、現場で働いている精神保健福祉士にも手伝ってもらっていて、また、授業の中で在学生に対しても授業で研究の内容を話して、今後も、お手伝いをお願いする可能性もあるよなどと話しています。やっぱり、大学なので研究だけでもないし、教育だけでもないので、そこをうまくリンクさせながら、うちの大学に入ったからには、いろいろな側面から、社会福祉学科に関心を持ってもらえればと思います。あと、在学生の中には教員が研究をやっていること自体を知らなかったり、高校の先生が、うちの大学で研究をそんなにやっているとは知らなかったり、というのがあるので、みんなに関心を持ってもらえる方法が何かあればというふうに考えています。

(佐藤)座談会も終わりに近づいてきました。上泉学長、最後に一言をお願いいたします。

(上泉)今日は、とってもいい話を聞かせていただきました。特に学内の指定型研究費や特別研究費が、先生方の研究にいい役割をしているっていうのを聞かせてもらって、すごくうれしかったです。

(佐藤)はい。私もそう思います。

(上泉)ほんとにそれはうれしいこと。私も最初に教員になったときに、文科省の科研費に申請する時期が来ると、当たり前のように大学挙げて、そのことをあっちでもこっちでもやっているし、3月になると当たり前のように、みんな報告書で夜遅くまで残って電気が点いてということが行われていました。  やっぱり教員である以上、「研究をする」という役割と責任があるという、そういう文化をつくっていくということも大事なのだな、というのを感じました。すごくいい機会になりました。ありがとうございました。

(佐藤)本日は、お忙しいところ、ありがとうございました。科研費が採択されたことは、ほんとにいいチャンスだと思います。これを元手に研究をすすめ、さらに次の科研費も採択されるよう、お祈りいたします。そのようなことが、連なっていけば、重要な発見があり、研究論文も発表でき、いわゆる良い研究となるのではないかと思います。そして、その研究成果は社会へ還元され、社会実装にもつながっていくことが期待されます。本日は、本当にありがとうございました。

出席者一覧

氏名
学長 上泉 和子
研究推進・知的財産センター長 佐藤 伸
社会福祉学科 准教授 坂下 智恵
栄養学科 講師 小笠原 メリッサ
理学療法学科 講師 漆畑 俊哉
看護学科 講師 櫻庭 奈美
研究開発科委員(栄養学科 准教授) 井澤 弘美
研究開発科委員(看護学科 准教授) 清水 健史

投稿者:スタッフ (2017年9月1日)

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